茨木市 形成外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科・内科 岡本医院
OKAMOTO CLINIC

きずあと けがHurt, Scar

外傷とは、外力(機械的、物理的、化学的)により生じた組織・臓器の損傷(けが)をさします。形成外科では顔面、手足などにおいて、骨、筋肉・腱、神経、血管の外傷を扱います。ここでは日常生活で最も多く遭遇する、外力により生じた皮膚、軟部組織損傷(いわゆる創傷)について述べます。
創をきれいに治すためには初期の治療が、とても大切です。

真性ケロイド

症状や原因

ミミズ腫れのような皮膚の炎症のことです。傷を治そうとする繊維組織が異常に増えてしまうことが原因です。しかし、なぜそのような状態が起こるのかまだ分かっていません。真性ケロイドの特徴は、半年〜数年経っているのに、症状が治らない、又は広がっていくことです。また、かゆみや痛みがあり、胸骨部、肩、上背部、上腕の外側、恥骨部のいずれかにできていることが多いです。

真性ケロイドへの対処・治療方法

真性ケロイドの治療法にはいくつか方法があり、下記のようなものがあります。

●手術で切除する
●ステロイド剤の注射または、ステロイド含有テープや軟膏治療
●レーザー治療
 レーザーを照射することによって、さらに目立たなくさせます。
●内服療法
●圧迫療法

これらの中から複数の治療法が同時に行なわれるケースが多く見られます。
しかし、高い効果がある一方、副作用もリスクも伴うので、理解しておくことが大切です。例えば、ステロイド剤は皮膚が薄くなり、感染症にかかりやすくなります。また、手術をしても、傷跡に新たなケロイドができる可能性もあります。
真性ケロイドの治療は、必ず完治するとは言えない状況にありますが、新しい薬が開発され、より効果的な治療法が研究されています。

切創(切りきず)

症状や原因

ガラス片や刃物などの鋭利なもので切れたいわゆる「切りきず」。
手足の切創においては、比較的浅いところを走行する神経、血管、腱などの損傷を伴なうことがあるため、早期にそれらの損傷を確認し適切な処置を受ける必要があります。

切創(切りきず)への対処・治療方法

顔面の切創においては顔面神経(耳前部皮下にある顔の表情を作るための神経)、涙小管(目頭にある涙の排泄路)、耳下腺管(頬部皮下にある唾液の流れる管)などの損傷を伴なうことがあり、形成外科での専門治療が必要となります。また、切創は鋭利なきずのため出血が多く、止血を目的とした処置が必要な場合があります。
受傷時は局所をガーゼ等で保護・圧迫、挙上(手足の場合)して、できるだけ早く治療を受ける必要があります。切創の場合、一般的には周囲組織の損傷は軽度であり、縫合処置などにより早期治癒が可能です(1週間以内)

擦過傷(すりきず)

症状や原因

道路や塀などにこすりつけることにより、皮膚がすりむけた状態の創傷です)。皮膚の損傷自体は浅く、多くの場合縫合せずに治ります。しかし、創面に微細な土砂、ゴミなどが埋入し、治ったあとも皮膚のなかに残ってしまう場合があります。

擦過傷(すりきず)への対処・治療方法

この状態を外傷性刺青といい、特にアスファルトなどの黒色の異物は治ったあとがかなり目立ちます。
これを防ぐためには受傷直後早期に創部の十分な洗浄とブラッシングを行い、細かな異物を除去しておくことが大切です。

裂挫創(皮膚が裂けたきず)

症状や原因

鈍的外傷により生じた皮膚の損傷で、切創に比べて創部周囲の損傷が高度なことが特徴です。
創縁の損傷の程度により治癒に時間がかかることがあります(1週間以上)。

裂挫創(皮膚が裂けたきず)への対処・治療方法

時には創縁の痛んだ組織を一部切除(デブリドマン)して縫合する場合もあります。
また、創部の汚染(屋外での受傷など)を伴っている場合は、処置後の感染(バイキンの繁殖)の危険性も高く、初期治療時に創部の十分な洗浄と抗生物質の投与が必要です。

刺創(刺しきず)

症状や原因

先端の尖った鋭利な器具が突き刺さって生じる創で、創口が小さくても奥行きが深い事が特徴です。
時には器具の先端が創内で折れて残存し、摘出が必要になる場合もあります。また、深部に創が及ぶと血管損傷や神経損傷、さらには重要な臓器損傷の可能性があります。

刺創(刺しきず)への対処・治療方法

このような場合は異物除去や止血、深部組織の修復が必要となります。
刺入部が小さくても注意を要する創傷です。

咬傷(咬みきず/ヒト・動物)

症状や原因

ヒトや動物に咬まれた後に生じる創傷です。歯型に合致した創口形態(きずの形)が特徴的です。
歯に付着している雑菌が体内に押し込められることにより、受傷後の感染の頻度が最も高い創傷のひとつです。

咬傷(咬みきず/ヒト・動物)への対処・治療方法

一般的には、感染回避に治療の重点がおかれ、十分な洗浄、抗菌薬の投与、破傷風の予防注射などが行われます。
歯牙による創口は小さいので、創を切開、拡大して処置を行う場合もあります。受傷時に閉創すると、創内に膿瘍(うみ)を形成することがあるため創部は縫合せず、適宜洗浄し開放創のままで治癒させます。
その場合、きずあとは幅広く目立つことがあります。この場合は時間をおいて、きず跡をきれいにする形成外科的手術を行います。

傷跡

症状や原因

傷跡は色調や形状に種類があり、傷跡となるに至った経緯が影響しています。傷跡を色調で分類すると、「赤」、「白」、「茶」に分けられます。

●「赤」の傷跡
 傷跡となって間もないか、傷の治癒が長引いた状態。

●「白」の傷跡
 深い傷に多くみられ、傷跡となって長い時間が経過し、自然に皮膚が再生して消えていくことは難しい。

●「茶」の傷跡
 色素沈着によるもの。

また、傷跡の形状による分類では、下記の状態があります。

●「盛り上がった」傷
 傷が治る段階で線維組織が異常に生成されたことにより起こる状態。

●「凹み」がある傷
 皮膚組織の一部が欠けたまま、皮膚が再生した状態。

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