しもやけ
症状や原因
寒冷にさらされてから12~24時間で手足や耳介、鼻など循環障害のおこりやすい末梢部に赤みや腫れが生じ、しだいに紫紅色となりかゆみや痛みを伴います。
- しもやけへの対処・治療方法
予防法は、外出するときや、家の中でも朝や夜の冷えるときなどは、温かい靴下、手袋、帽子などでしっかり防寒することです。
ビタミンEの薬や栄養剤を飲むことも有効です。予防が重要です
「かゆい」、「痛がゆい」、「ムズムズするかゆみ」などの症状には、下記のような疾患が考えられます。
放っておくと症状がひどくなる可能性が高い疾患もありますので、早めに診察を受けられることをお勧めいたします。
寒冷にさらされてから12~24時間で手足や耳介、鼻など循環障害のおこりやすい末梢部に赤みや腫れが生じ、しだいに紫紅色となりかゆみや痛みを伴います。
予防法は、外出するときや、家の中でも朝や夜の冷えるときなどは、温かい靴下、手袋、帽子などでしっかり防寒することです。
ビタミンEの薬や栄養剤を飲むことも有効です。予防が重要です
水虫は、カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。 白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。 足に繁殖しやすいのは、靴を履くために足がむれ、菌にとって過ごしやすい高温多湿な環境を作るからです。
白癬菌(はくせんきん)がついたからといって、すぐに感染して水虫になるわけではありません。“つく”ことの積み重ねと“高温多湿状態”の積み重ねが、水虫になる状況を作ります。
皮膚をこする、削る、蒸らすのは避ける
何よりも、清潔にすることが大切
通気性を良くし、足を乾燥させる
外出先から帰宅したら、足を洗う習慣を身に着けましょう。念入りに指と指の間を洗い、よく洗い流し、よく拭き取ります。洗濯もこまめにしましょう。
水虫の湿疹は、単なる湿疹と似ていることもあり、診察の際にはその場で皮膚を採取し、顕微鏡で水虫かどうかを判断します。また爪が分厚く、白くなる爪水虫というものもあるので、疑わしきは早めに受診してください。
爪水虫の場合は、今までは飲み薬での治療しかなかったのですが、最近では塗り薬もあります。
虫に刺されたり、咬まれたりしておきる皮膚炎や、虫との接触によって生じる皮膚疾患です。6~9月に多く見られ、急に発症して、刺し口や周辺に発赤、かゆみ、腫れをともないます。
掻破のためにとびひ(伝染性膿痂疹)に発展することもあります。
腫れやかゆみが強いときは、炎症やかゆみをやわらげるために、まず冷やしましょう。患部をかくと細菌感染をおこして治りにくくなる場合があるので、包帯や絆創膏で保護しましょう。塗り薬の塗布や飲み薬での症状緩和も可能です。
肌の表面に汗が付着することで発症する水晶様汗腺は、白いブツブツができ、あまりかゆみを伴いません。また、紅色汗疹と言われるものですが、所謂汗疹(あせも)です。文字どおり紅色をした湿疹が発症し、かゆみを伴います。
水晶様汗疹は特別な治療を行わなくても自然に治ります。紅色汗疹にはステロイドクリームの外用を行います。しかし基本的には汗をかかないようにすること、汗をかいたらすぐにふき取ったり流したりすること、などの予防がとても有効です。
皮膚の一部に赤み「紅斑(こうはん)」を伴う皮膚の盛り上がり「膨疹(ぼうしん)」ができ、しばらくすると消えてしまう病気のことです。蕁麻疹は、激しいかゆみを伴うことが多く、そのためにストレスを感じたり、掻き壊してしまったりすることもあります。なので、症状やメカニズムを理解し、適切な対処法をとれるようにしておくとよいでしょう。
じんましんには、アレルギー性のものと、非アレルギー性のものがあります。
アレルギー性じんましんの原因となるのは、食べ物、食品添加物、動植物などです。これらに含まれるアレルギーの原因物質が、体の中で異物として認識されると、細胞からさまざまな化学物質が放出されます。その中のヒスタミンという物質が皮膚の血管を拡張させ、血液中の水分を血管の外に浸み出させるため、皮膚が赤く腫れるのです。また、ヒスタミンはかゆみを感じる神経を刺激するため、かゆみも出現します。これが、アレルギー性じんましんの起きる代表的な仕組みです。
じんましんになった時は、できるだけ静かに過ごし、じんましんのできているところを冷たいタオルなどで冷やしたり(寒冷じんましんの場合は避けます)、摩擦や圧迫、振動などの刺激を与えないようにしたりしましょう。
血行がよくなると、じんましんが悪化しやすくなります。
また、何より、じんましんになった原因を見つけて、それを取り除くことが大切です。
しかし、実際には原因を特定できないことの方が多く、その場合はいま起きている症状を改善することが第一ですので、薬物療法を行います。
治療の中心となるのは、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの内服薬ですが、必要に応じて外用薬も使用します。
薬を飲むと大部分の人は数日で症状が治まりますが、担当医の指示がある間は飲み続け、徐々に減らしていくことが大切です。
当院では、じんましん治療薬ゾレア(オマリズマブ)での治療を行っています。
通常の内服薬などでコントロール不良な原因不明のじんましんに対して、積極的にゾレア(注射薬)を使用し、ほぼすべての患者様に安定した効果が認められております。
蕁麻疹(じんましん)の原因を特定するために、色々な検査を行うことがありますが、あらゆる検査を行ったにもかかわらず、原因の特定に至らないことが、じんましん治療においてはかなり多く経験することがあります。
製薬会社のノバルティスファーマが製造販売している「ゾレア」は、このような検査によっても原因が特定できず、既存の治療によって十分な効果が得られなかった患者さまに対して使用するお薬です。
具体的には、特発性の慢性蕁麻疹(じんましん)の原因の一つと考えられるIgEを抑えます。これにより、蕁麻疹(じんましん)の原因となるヒスタミンの産生を阻害したり、アレルギー症状を軽減させる効果が期待できるのです。
●投与方法
1回300mg(注射)を4週間ごとに皮下注射(自己注射も可能)
●ゾレアの対象となるのは
・今までの治療で効果が不十分だった
・12歳以上である
・蕁麻疹(じんましん)の原因が不明だ
・ゾレアに対する過敏症の既往がない
※なお、妊娠中および授乳中の女性は、必ず主治医にご相談ください。
●ゾレア投与後は、以下の症状に注意してください
・気管支の痙攣
・呼吸困難
・血圧低下
・失神
・全身の発疹
・全身の痒み
・唇や舌、のどの粘膜などの腫れ など
※上記のような症状が見られたときは、速やかに主治医や医療機関までご連絡ください。
●ゾレアの医療費
ゾレアをどのように用いるのかによって異なりますが、一般的には4週間ごとに1回300㎎を投与します。
この場合、1か月あたり約6万円となります。(負担金額は2〜3割、この他に通常の初・再診料や投薬、調剤料などの費用が掛かります)
なお、実際の患者さまの窓口負担額は、年齢や収入、医療保険の制度(市町村国保、組合健保など)によって異なりますが、概ね1~3割負担です。
さらに、高額療養費制度などの負担軽減措置が設けられています。
詳しくはご加入の保険者(市町村や企業の健保組合)までご確認ください。
ゾレア治療ご希望の方は、一度、ご来院頂き、この治療に関する詳細をご説明させて頂きます。
ご不安もあるかとは思いますが、すでに多くの患者様がご使用になられ、日々快適に過ごされております。一度、ご相談ください。
初診/再診の方ともにご予約いただけます。ご相談・ご質問はお問い合わせください。
24時間専用TEL : 050-5305-6827