真性ケロイド
症状や原因
ミミズ腫れのような皮膚の炎症のことです。傷を治そうとする繊維組織が異常に増えてしまうことが原因です。しかし、なぜそのような状態が起こるのかまだ分かっていません。真性ケロイドの特徴は、半年〜数年経っているのに、症状が治らない、又は広がっていくことです。また、かゆみや痛みがあり、胸骨部、肩、上背部、上腕の外側、恥骨部のいずれかにできていることが多いです。
- 真性ケロイドへの対処・治療方法
真性ケロイドの治療法にはいくつか方法があり、下記のようなものがあります。
●手術で切除する
●ステロイド剤の注射または、ステロイド含有テープや軟膏治療
●レーザー治療
レーザーを照射することによって、さらに目立たなくさせます。
●内服療法
●圧迫療法
これらの中から複数の治療法が同時に行なわれるケースが多く見られます。
しかし、高い効果がある一方、副作用もリスクも伴うので、理解しておくことが大切です。例えば、ステロイド剤は皮膚が薄くなり、感染症にかかりやすくなります。また、手術をしても、傷跡に新たなケロイドができる可能性もあります。
真性ケロイドの治療は、必ず完治するとは言えない状況にありますが、新しい薬が開発され、より効果的な治療法が研究されています。